日報と承認フロー
リョヒコンパスの中核機能です。日々の営業活動を 1 度入力するだけで、成績、コスト、代理店手数料、税理士納品までが一貫して処理されます。
全体像
日報入力(社員・代理店)
↓
下書き保存 → 申請
↓
管理者による承認 または 差戻し
↓(承認後)
各種成績レポート・ダッシュボード・税理士ビューに反映
承認されていない日報は、成績レポートの集計対象外となります。これにより「途中入力の数字」が経営判断に混ざることを防いでいます。
日報に入力するもの
| 区分 | 入力内容 |
|---|---|
| 基本情報 | 日付、稼働場所、稼働時間 |
| 販売明細 | 商材ごとのショット件数(当日販売)、ストック件数(後日計上) |
| 旅費 | 交通費、日当、宿泊費(旅費規程マスタから自動推奨) |
| 立替経費 | カテゴリ、金額(接待交際、送料、備品費など) |
| 非立替経費 | カテゴリ、金額(人件費相当、日次コストなど) |
自動計算される値
日報を保存した瞬間、システムは以下を自動計算し、保存時点の単価で日報に固定記録します。
- 成約売上 — 販売件数 × OK 率(成約率)× 商材単価
- 自社手数料 — 商材別の自社手数料率を適用
- 代理店手数料 — 商材別の代理店手数料率を適用
- 親ボーナス — 代理店階層に基づき、親代理店・祖父代理店への配分を算出
- 総コスト — 旅費 + 立替 + 非立替の合計
- 利益 — 成約売上 − 総コスト
これらの値は、保存後にマスタ(手数料率や単価)を変更しても、過去の日報には影響しません。マスタ変更を過去にも反映したい場合は、〈過去反映 UI〉から明示的に再計算を行います。
承認フロー
日報のステータスは以下の 4 段階で管理されます。
| ステータス | 意味 | 集計対象 |
|---|---|---|
| 下書き | 未提出。提出者のみ閲覧可 | × |
| 申請中 | 管理者の承認待ち | × |
| 承認済 | 管理者が承認済 | ○ |
| 差戻し | 管理者が差戻し。提出者の修正待ち | × |
管理者は、〈承認待ちキュー〉画面で複数日報を一括承認できます。
編集と差し戻しの権限
誰がいつ編集できるかは、日報のステータスごとに以下のルールで管理されます。
| ステータス | 提出者本人 | 管理者 |
|---|---|---|
| 申請中(承認待ち) | 編集・削除 可 | 編集・承認・却下 可 |
| 承認済 | 閲覧のみ(編集不可) | 編集・却下に変更・差し戻し(→申請中に戻す)可 |
| 却下 | 閲覧のみ(編集不可) | 編集・承認に変更・差し戻し(→申請中に戻す)可 |
差し戻し(管理者が申請中に戻す)
承認済・却下済の日報を「もう一度提出者に直してもらいたい」と思った時、管理者は 差し戻し 操作で再び申請中に戻すことができます。差し戻すと、提出者に通知が届き、提出者は再編集して再提出できます。
削除のルール
承認済・却下済の日報は、本人・管理者の誰であっても直接は削除できません。記録の遡及保護のためです。削除したい場合は、管理者がいったん差し戻し(→申請中)にしてから削除します。
変更できる期間(過去 2 ヶ月以内)
「承認済 ⇄ 却下済」の切り替えと差し戻しは、日報の出張日が直近 2 ヶ月以内のものに限り 行えます。それより古い日報は経理上の月次締めと整合させるため変更できません。
ただし、申請中の日報を初めて承認・却下することは時間制限の対象外です。あくまで「いったん確定したものを後から変える」操作のみ 2 ヶ月制限がかかります。
編集履歴と監査ログ
日報に関わるすべての操作(作成・編集・申請・承認・差戻し・削除)は、監査ログに 90 日間保持されます。
- 提出者 — いつ、誰が、何を入力したか
- 承認者 — いつ、誰が、どの日報を承認/差戻したか
- 差戻し理由 — 差戻し時のコメント
- 金額の変遷 — 編集前後の金額の記録
これにより、監査や税務調査、社内レビューでの遡及確認が可能になります。
関連ドキュメント
- 画面の説明書:〈日報関連画面〉〈承認フロー画面〉
- 機能の説明書:〈計算設定(OK 率・稼働日数)〉
- 機能の説明書:〈過去反映 UI(遡及更新)〉